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第2回 長野県の上田勝年さんのりんご園を訪ねて(3/3)

6)炭素埋設(続き)



庭にそびえ立つ樹齢四百年の高野槇

  この後、上田さんの案内で広い庭に出ると、ご自宅の横には、鯉がゆったりと泳ぐ山水を模った大きな池があり、その池のすぐ傍には樹齢約4百年という高野槇の木が青々と葉を茂らせ、威厳に満ちた風格でたたずんでいる。この木の周りは大人二人が両手を広げてようやく届くほどの巨木で、木の円周は約3mにもなるということだ。老木にもかかわらず、実に活き活きとしたたたずまいは炭素埋設の好影響かもしれないと思った。
 庭を通り抜け、北側に面した畑がりんご畑、東側がブドウ(巨峰)畑と桃畑にとつながる。りんごの苗木は植え付けから「植物波農法」に基づいて徹底した処理を行っているという。電子チャージ(重畳波高電圧を印加すること)で処理した後、炭素埋設を完壁に行なった畑に定植しているのだそうだ。りんごの木の傍で、電子栽培で生産を行う上でのさまざまな苦労話を伺うことができた。我々、消費者が安全、安心な美味しいりんごを口にすることができるのは、上田さんを始め、安全な食物を生産しようとする心ある生産者の熱意と、莫大な自己投資が必要だということを改めて感じさせられた。・・・・・・頭が下がる。「農家の使命とは、安全な食物を生産することです。」と力強くおっしゃる上田さんがまぶしく見える。

上田りんご園の取材を終えて、「植物波農法」に基づいて栽培された、このすばらしい電子栽培りんごを購読会員の皆様に是非とも味わっていただきたいと、心から思った。
初めて、電子栽培りんごを口にした方は「りんごって本当はこんな味をしていたのか!」とりんご本来の味に気付かれることでしょう。・・・と同時に、「静電三法」に書かれている技術が本物で、確かなものであることが立証されることになると思う。

本物のりんご(電子栽培りんご)の味を、楢崎研究所HPを訪れた皆様にもご体験いただけるよう、電子栽培りんごをはじめ、もも、巨峰、りんごジュースなどの注文受付を開始する予定です。ご期待下さい。

現在、農業、畜産、加工食品等の分野で楢崎皐月の理論を基に「静電三法」の技術を活かし、実践されている方が全国各地におられます。これからも、その方たちのすばらしい実践体験を皆さんにお伝えしていきたいと考えています。

平成18年12月15日取材
楢崎研究所研究所 編集部 大塚啓恵

7)編集後記

今年の春、上田さんの奥様にお願いして可愛いうす桃色の花をつけたりんごの花を撮影していただき、送っていただきました。
南国生まれの記者にとってはりんごの花を見るのは初めてのことだ。ボケの花にも似た薄紅色の可憐な花びらをつけた、この花は、太陽の光をいっぱいに浴びて農園の辺り一面にどんな香りを漂わせているのだろうか。
これらの花から、安全で安心な、そして美味しいりんごに育て上げるためにの上田さんご夫妻の熱意とご苦労に心から感謝したいと思う。
また、今回、取材に同行したカメラマンが初めて食べた“電子栽培りんご”について、下記の感想文を綴っておりますので、ご紹介させていただきます。

(同行者レポート)
上田農園の取材にカメラマンとして同行し、そこで出していただいたりんごを食べた瞬間、これまでに食べたりんごとの味の違いがすぐにわかりました。味も汁気も落ちてしまったスーパーに並べてあるりんごとの差は言うまでもありませんが、りんご狩りなどで食べた、もぎたてのものと比較しても「次元が違う味」と断言できます。

普段、食べ物(弁当屋の弁当や外食)に対して特別不満や文句をいうこともなく、反面、特別おいしいとも感じたりはしないのですが、上田農園のりんごは素直に「とてもおいしい!」と言えます。具体的には甘味、酸味、汁気が十分にあり、シャキシャキと歯ごたえがあり、さらに、すごいのはどれだけ食べても胃がもたれない点です。果物とはいえ、大量に食べると、さすがに胃もたれしてきますが、取材の間、あまりにもおいしかったのでカメラマンであることを忘れて、知らない内に電子りんごを数個分食べ続けていました。・・・・・が、胃もたれした感じは微塵も無く、とてもサッパリしていました。

そんなわけで、取材に同行して電子りんごがとても気に入ったので、後日、何回か袋詰めりんご(2級品)を注文しました。最終注文日は収穫後3ヶ月以上経っていましたので、さすがに取材の時に食べた獲れたてのりんごより、味は幾

 





今春のりんごの花(平成19年5月8日)

分ぼけた感じでしたが、それでも同時期の市販品(これらは品質を保つガス室等に保管されていたりすると聞きます)と比べると、その味は雲泥の差です。自分自身でもおいしさを再認識し、電子りんごを食べた家族や知り合いの方も、誰もが口を揃えて「すごくおいしい!」と言っていました。特に兄の赤ちゃん(1歳未満)に、この電子りんごを擂って与えると、市販のものより果汁が多く取れ、また、とてもよく飲みます。赤ちゃんでも味の違いがわかるように見えました。本当に大袈裟でも何でもなく、「次元の違う味」といっても過言ではありません。これから初夏(7月後半)に入ると上田農園では電子桃の収穫が始まるそうですが、今からその味覚を楽しみにしています。

以前、上田りんご園を訪れた方が綴られたレポートをご参考までに、2題ご紹介したいと思う。

(レポート1)

去る10月12日、行楽かたがたといっては失礼ですが、電車にゆられながら現地に向かいました。長野に近づくにつれ、車窓からりんご畑が見えてまいりました。りんごが鈴なりになっていて赤い色がとてもあざやかです。ところが、近づいて見ると、ある箇所ではりんごも葉も消毒でまっ白になっているのです。まるで農薬づけの果物と云いう感じでした。出荷する迄には10数回位の消毒を必.要とする所も有ると聞きました。
この度、見学させて項いた上田さんの電子栽培のりんご園では、そのような農薬の心配はなく、農薬の回数は年数回程度で、その間には、電水散布をして蜜の多い、さっぱりした味の安心して食べられる果物であるということを、この目でしっかり確かめてきました。また、となりに植えてあった普通栽培のりんごの苗木を比鮫してみますと、電子農法で栽培のりんごの苗木は、3.年目の木でしたが、その普通栽培のりんごの苗木よりも定植が一年も遅いにもかかわらず、樹高が、1メートルほど高く、幹も太くて、葉も青々として、その枝にはリンコが5〜6個位なっています。素人の私にも、その差はハッキリとわかりました。現在、上田さんのりんごだけではなく、電子農法など、「植物波農法」に基づいて農業を実践されている方がたくさんおられると伺っています。私たちが手軽に、いつでも、どこでも安全な生産物が手に人るようになったらどんなに素晴しいことでしょうか。(会誌 電子物性27号より)

(レポート2)
細い農道を挟んだ隣のりんごの木を見たときに、いかに消毒の薬害が恐ろしいか目の当たりに見学させていただきました。お店の店頭に並べられているりんごの美しさに見とれて買う人も沢山いるでしょう。そのりんごの木が消毒で汚染され、どんな惨めな姿で疲れ果てた格好で畑に立っているかを想像された方がいらっしゃるでしょうか。
それに比べ電子栽培のりんご園の親木は、たくさんの子供達を出荷して、来年に備えて葉の色も青々としてにっこり笑って立っている。そんな光景をまざまざと見せ付けられました。
 消毒なしで無袋、そして、おいしい電子水をスプリンクラーからふんだんに飲ませてもらった電子栽培りんご。
現場を見ぬうちは高いなー、もう少し安くしてもらえないかなーとも思いました。しかし、現地を視察して、そんなことは吹っ飛んでしまいました。食べるのならこのりんごしかないと痛感して帰りました。(会誌 電子物性20号より)



りんご畑での電子水霧散布