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第3回 電子梨、稲作栽培の稲田農園を訪ねて（1/3） 「僕は自分のことは農業とはいわない、百姓だと言っているているんです。百姓は食べてくれた人のことを思って“ものを作る”から百姓なんです。」
消費者の食の安全･安心を常に考えながら百姓としての誇りを持ちつづけ、「静電三法」の植物波農法（電子物性技術）に出会われるまでの経緯とその活用方法、また他のさまざまな農法との融合で完全無農薬栽培を目指している稲田さんにお話しを伺った。
①農場の現状についてお伺います。
・農作物の種類は米、梨、みかんです。
・水田だけで6.5ヘクタール、
みかんを20アール、梨を20アール作っています。
・梨の木は70本位はあります。
農作業はほとんどが僕と女房の２人、親父が梨を受け持ってくれていますが、今年80歳になったので親父の体力のことを考え耕作面積を半分にしました。耕作時間は365日休んだことがない。毎日、朝8時から夕方5時まで、田植や稲刈りの時期はもっと長くなる、夜なべをする時もあります。専業農家として何とか食っていけます。まあ、年収600万円位ですが、年によってはもっと下回る場合もあります。 |
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稲田さんご夫妻とお孫さん
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２．電子物性技術の導入について
①電子を導入されたきっかけは？
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7/27の幸水梨
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「結婚して２，３年後、昭和55年頃に、イチゴの栽培を手がけていました。自分では、よう食べへんでも、出荷する前の日にイチゴに農薬をかけて出荷していました。誰もがですよ･･･そんな時代でしたよ。････だが、“こんなことしとっていいのかなー”と疑問に思っていた頃に、有吉佐和子の複合汚染の本に出会った。
その時は、そんなに気にとめていなかったんだけど、その後、昭和58年ごろ、環境ホルモンの話しを聞いて、“このままでは孫子の代には大変なことになる” 僕の子供は異常な子は無く、みんな健常に生まれてきたが、その後の孫の代のことを思った時に、ものすごく不安になって、孫たちが不幸なことになる････と。
何かの形で、今、この流れを断ち切っておかないといけないと強く思っていたちょうどその頃、友達の学校の先輩であった電子農業の伊藤さんという方が来られ、電子水の話を聞いたのがきっかけでしたね。
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その水をかけるだけで米、いちご、作物が取れるという話だったです。･････ その時は絶対うそだと思いましたが、無農薬栽培に少しでも近づけるんだったらとの思いで生活電子（「静電三法」の潜在勢力を活用する考え方による健康面への改善技法）を入れるきっかけにはなったんです。それからというもの、自分がこれまでの普通の農業をようしんなくなった。農薬を少しでも減らすことを考えるとかなりました。 |
電子物性技術に基づく生活電子の導入は電子水設備が昭和58年、電子風呂は61年に設置しました。電子風呂は上と下で5トンの炭を使用しました。農場面においては、炭素埋設も生活電子を始めて３年目の61年に梨畑に200ｋｇ～300ｋｇづつ、３６箇所に埋設しました。
その頃は稲に種子チャージもしていました。今は仲間と共同育苗のためできていませんが、また、そろそろ自分で種子チャージしながら蒔く時期に来ているように思っています。
導入設備は超特大のチャージャー1台と古いやつ１台が梨畑の小屋に据わっています。これは梨畑の電子水散布とＥＭの培養用水として使っています。
畑への電子水散布は収穫前に１０回くらい集中散布します。ちょうど、今の時期が電子水散布の最盛期で、後１０日位で収穫できます。この時期に電子水散布を集中して行う目的は、
・電子水散布は農薬を使っているので農薬の除去をするためです。
農薬散布は1回でも回数を減らすことを目指していますが･･････
・電子水散布によって果物が水分を多く含む気がしてます。
うちの梨は皮をむいている時、ぽたぽたとしずくが落ちて手に伝わるくらいです。
・あと、台風の後に散布します。この辺は風で塩が飛ぶ、塩害があるので塩を洗い落す意味と葉の修復のため、それに病気を防ぐためです。
電子水散布は全部手でかけているんです。電子水散布用の機械を入れたが、うまくかからないんですよね。葉の裏とか葉の陰とか、上から水をぶっ掛ける状態になる。細かい霧が出る機械は高くて手が出ない。だから全部手でかけているんです。 |
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ご自慢の電子風呂
梨小屋の電子水設備
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7/27の豊水梨
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炭素埋設、電子水散布をして丹精こめて育てた梨は他の梨と次のような違いが見られます。
・口当たりがよい････
実のざらつきがなくなる････
肉質が丸くなる・・・・
・刃物を入れたときにスウッーと入る・・・・
実のざらつきがない、きめが細かいから
・水分が多い
・病でモノを食べられないという重症の方でもこの梨は入っていく････
皆さんの評判です。
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うちの梨は高いんですよ。うちのは3,500円／5ｋｇ・箱で、市場に出回っているのは1,500円／5kｇ・箱なんです。それでも売れていく。大半は地元の方の口コミで売れていく。“電子梨”といって広がっています。市場には一切ださない。特に今は行政の方からの注文が多い。合併して市になって、この地区にいた役所の方が散らばって広がっていった。その方たちからの評判を聞きつけて････「味や風味がぜんぜん違う、一度この電子梨を食べたら他のは食べれない」という口コミが広がって、「やっぱりあんたとこの梨が美味しいんで、また買いに来たわ！」って･･･嬉しいですね。
今年も8月の７日、８日でお盆の贈答用の注文がもう100件位きてますわ。それがまず第一陣で、また、ずっと続きますわ。今年は8月一杯から9月半ばで終了やね。露地の遅いものは全部やめたってしもうたからね。今年は栽培を半分くらいに減らしてしもうたから、何ぼくらい獲れるかわからへんなー、量がぜんぜん違う・・･露地の方がようけ取れるんやけど。ハウスもん（屋根かけ）といって、冬の間、2月頃からビニールを張って、花だけ早く咲かせて、また、ハウスのビニールをとってしまうやり方だけにしてしもうたからね。 |
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電子梨の出荷用箱
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稲田さんの電子梨をご購入されたい方は、FAX注文書にてご注文下さい。
問合せ先
〒517-0217 三重県志摩市磯部町山原729
稲田武久
TEL・FAX 0599-55-0836
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④電子栽培米
米に電子水を散布する時期は、天候によっても違うが、花かけし終わってから2～3回散布します。花かけ（稲の花の口が開いている時、1週間位の間にカメムシの食害にあう）の時期には良い木酢液で消毒しています。他にＥＭ農法、不耕起栽培とさまざまな農法を思考錯誤しながら無農薬栽培を目指しています。
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